私は、定年退職を機に地域公民館のハイキングの会と俳句会に入会した。ハイキングの会は早朝にマイクロバスで出発し、トレッキング後に温泉に入り、道の駅などで買い物をして帰路に就くというユニークなもので、私も世話役を数年務めた。今はコロナ禍で山行を控えているものの、先日、仲間7人で今後の進め方について意見交換した。
俳句会は会員数15人ほどで、コロナ禍には講師(選者)の配慮により2年半ほど通信句会を実施した。9月に講師から高齢を理由に引退するので、約半世紀つづいた伝統のある句会を何とか残してほしいとの要請が私あてに寄せられた。
そこで私よりはるかに句歴の長い会員を中心に、合同討議方式で世話人などの選出にも持続可能な方法を取り入れて再出発することにした。軌道に乗るまでは講師にアドバイザーとしてお残りいただくということで会員の了承もいただき、10月に対面句会を開催した。参加者が減るのではないかと心配したが新たに3名が加わった。
しかし、コロナ感染数にまたまた拡大傾向がみられる。ウイズコロナ型の感染対策を取りながら何とか新方式の句会が継続されていくことを願っている。
・秩父谷残照映ゆる柿紅葉 ・真っすぐに鉄路延ぶるや十三夜
・秋の日に夕陽隠れの庵かな ・菊人形見得を真似する子の目線
・テント張りランタン照らす夜長かな